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計算式の根拠

アバランチ法(高金利優先): 年率の高いカードから繰上することで、利息合計が最小化される。

対案: スノーボール法(残高の小さい順): 心理的な達成感を優先する場合に有効。

複数のリボ、どれから返すか

このツールが解く問題

複数のカードにリボ残高があるとき、どこから繰上すれば総支払いが最も小さくなるかは直感では分かりにくい。このツールは年率の高い残高から優先する「アバランチ法」で、利息合計が最小になる順序を示す。複数残高は管理が分散して全体像を見失いやすく、まず最適な攻め順を固定することが立て直しの第一歩になる。

計算の考え方

利息は残高ではなく年率で効く。同じ10万円でも年率18%の残高は年率12%より速く利息を生む。だから残高の大小ではなく、年率の高い順に資金を集中させるのが数学的な最適解になる。最低返済は全カードで維持しつつ、余力を1枚に集中させる。

具体例で順序を掴む

A社:残高20万円・年率18%、B社:残高30万円・年率12%があるとする。残高が大きいB社から返したくなるが、利息は年率の高いA社のほうが速く膨らむ。A社に繰上資金を集中して先に消すと、B社優先より完済までの累計利息が明確に小さくなる。残高ではなく年率を見るだけで結果が変わる典型例だ。年率が同じならどちらからでも総額は変わらない。

つまずきポイント

「残高が大きいカードから」と考えがちだが、それは利息最小化の解ではない。一方で、心理面で達成感を得たい場合は、小さい残高から潰す「スノーボール法」が続けやすいこともある。総コスト最小はアバランチ、挫折しにくさはスノーボール、という整理で選ぶとよい。

シナリオ別の読み解き方

年率に明確な差があるケースでは、最も高い1枚に資金を集中し、消えたら次に高い1枚へ移す。年率がほぼ横並びのケースでは、手数料無料期間が先に切れるものや、利用枠を空けたいものを優先する応用が成り立つ。延滞が絡むケースでは、順序の最適化より先に会社へ連絡することが優先される。

数字の早見メモ

A社(残高20万・年率18%)とB社(残高30万・年率12%)がある場合の、攻め順による違いのイメージ。

攻め順 考え方 総利息
A社(高年率)優先 アバランチ法 最小
B社(大残高)優先 残高基準 A社優先より増える
小残高優先 スノーボール法 総額はやや不利・継続しやすい

よくある質問

Q. 残高が大きいほうから返したくなります。
A. 気持ちはわかるが、利息は残高ではなく年率で決まる。年率の高い残高を放置するほど利息は速く膨らむため、総額最小を狙うなら高年率から潰すのが正解になる。

Q. スノーボール法は損ですか。
A. 総利息ではアバランチ法にわずかに劣るが、小さい残高が次々消える達成感で挫折しにくい。続けられることが最優先の人には合理的な選択だ。

入力を変えて試すコツ

各カードの残高と年率を正確に入れることが何より重要だ。年率はうろ覚えで入れず、明細や規約の数字を確認してから入力する。年率がほぼ同じカードが並ぶ場合は、手数料無料期間が先に切れるものを上位に置く形で並べ替えて、総額がどう動くかを見ると応用が利く。

あわせて使いたい計算

攻め順を決めたら、最優先の1枚について繰上返済シミュレーターで具体的な削減利息を出すと、資金を集中させる効果が金額で見える。手元資金を繰上に回すか投資に回すか迷うなら、リボ残高と投資の比較ツールで年率を突き合わせると、負債解消を先にすべき理由がはっきりする。

範囲外

延滞中の遅延損害金や、おまとめローンへの借り換え可否までは判定しない。延滞がある場合は順序より先に会社へ相談すること。

よくある計算例

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関連用語

  • リボ払い(リボルビング払い) ─ 毎月の支払額を一定に固定できるが、残高に対して高い利息が日々発生する支払い方式。クレカ.jpのクレジットカード用語集では、意味・使い方・注意点を出典明記・最終更新日明示のうえ詳しく解説しています。